販売相場と買取相場

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中古車販売店で売られている自動車の中には、そこそこのいい値段で販売されている車種がいろいろとあります。そしてそのようないい価格で販売されている自動車を所有していて、買い替えなどを前に査定に出してみたところ、思ったほどの買取価格が出てこなかったというケースはあります。実は、一見矛盾することかもしれませんが、中古車の販売相場が高くても買取相場は安いというケースはままあることなのです。なぜこのようなことが起きるかというと、使い勝手の良し悪しが関係しています。

たとえば、ミニバンはそれなりの人数が乗車できますし、荷物もかなり入れることも可能な車種が多いです。このため、最近ではファミリーカーとして購入する人も少なくありません。このミニバンの中でも、エンジンの排気量がかなり高いものも含まれています。3.5リッターのエンジンが搭載されているようなミニバンも中にはあります。エンジンパワーがありますので、多少の坂道を大人数が乗車している状態でも、力強く駆け昇って行ってくれます。

しかし問題なのは、排気量が大きくなればなるほど、燃費が悪くなる傾向がある点です。特に3.5リッターでハイオク指定のミニバンもあります。そうなると、どうしてもガソリン代が気になってしまいます。特に最近では、ガソリンは世界中で投機対象になるのでガソリンの供給量に関係なく高騰することがあります。そうするとハイオクガソリンを頻繁に給油しないといけない自動車を抱えていると、家計を圧迫しかねません。

そのようなこともあって、大型エンジンの搭載されているミニバンは中古車価格でそれなりの高い値段で購入しても、買取に出したところいい査定額が付かないこともあるわけです。特に不景気でデフレの状況になってくると、このようなガソリンを余計に食うエンジンの搭載している自動車の買取相場は悪くなる傾向があります。買い替えを想定して自動車を購入するときには、リセールバリューのことも考える必要があります。

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