中古車というイメージですが、何だか旧式のオンボロ車を押しつけられるようなイメージで考えると、とんでもない間違いです。わたしの父親はずっとピカピカの新車を購入していましたが、中古車でも新車と変わらないものがたくさんあると、仕事で親しくなった中古車ディーラーさんに勧められて、断り切れなくてついにモデルルームを見に行きました。その結果中古車の虜になってしまったらしく、それ以来ずっと中古車に乗っています。でも、誰も気づかないみたいです。

中古車というのはほんとにピンキリなので、それぞれの選び方が問われるだけなんですね。見るからにぼろい自動車を売っている店はさすがにそうないかも知れませんが、それでも、これはきっとタダ同然だったろうと思わせるような中古車の選び方さえしなければ、お買い得です。

普通車の中古車か軽自動車の新車かという選択を考える人もありますが、わたしが考えるには、高速道路を頻繁に利用する人、家族連れで出かけることが多く子どもがまだ小さいという場合は、全体の傷み具合を想像すると、性能のよい中古車で普通車を買い、適当なところでまたそれを次の中古車に買い換えるというのが、結果的に見ればきっと一番賢い自動車の乗り方ではないでしょうか。

価格は普通車より安いし色やカタチがかわいいから軽自動車の新車をと思いがちな女性や若い人の場合は、まずは自分のカーライフを考えてみましょう。「かわいく」時々乗っている程度であればそれでもいいでしょうけど、時速百キロを出す高速走行がよくあるのなら、あるいは毎日通勤などで必ず乗るのであれば、やはりそれなりの耐久性と性能を備えた普通車のほうが安心して乗れるのではないでしょうか。となると、軽自動車の新車と同じような価格でなら、状態のよい中古車がお買い得ということになります。そんな状態のよい中古車、たくさん見つかります。まずは自分が期待する性能や車種などを書き出してみましょう。