実物を目視する時の注意点

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自分の目で隅々まで実物を見る目視は、中古車の選び方の一番確かな方法の一つです。刑事物などの番組で、捜査官が白い手袋をはめて、顔をグッとを近づけて、神妙な面持ちで犯人の痕跡をチェックしていますね。白い手袋は別として、あれぐらいの真剣さでこれと思う中古車を目視するのです。見方にはちょっとしたコツがあります。ただ車の周囲をまんべんなくグルッと一周しただけでは、見えないものがあります。

まずは正面から眺めます。左右対称ですか。フェンダーなどが歪んでいませんか。正面衝突をしていたら、正面がどこか歪んでいる可能性があります。もちろん擦り傷やへこみの痕跡もチェックです。同じような鋭い支線で両サイド、ドア、後部をチェックします。ボンネットを開けてみて、落ち葉が挟まっていたりしたら、もうダメです。開け閉めの時にうまくかみ合わないような感があれば、事故で車体がねじれている可能性があります。トランクルームも同じです。いろいろな荷物を積むところですから、多少の汚れやシミがあるのは驚くには及びません。程度を確認しましょう。

いよいよ中に入ります。ドアを開けますが、その時ドアをよく見ましょう。取り付け部分を特によく見ます。ドアを一度外したような痕跡が見えたら、話はそこまでです。運転席も座ってみて、座席がかなりへたっているなら、すでにかなり乗っている中古車だと考えていいでしょう。となると、走行距離を示すメーターの数値との整合性はありますか。パネル部分の傷みや消耗、傷も見逃さないようにしたいです。そしてエンジンをかけてみます。かかりにくかったり、変なクセがあるようなら、要注意です。購入してからエンジントラブルなどがあり得ます。エンジン音も注意して聞いてみます。ノイズなど普段あまり聞き慣れない音がしていたら、整備不良である確率が高いです。エンジン関係は実際に走行しないとわからないところもあります。試乗させてもらい、できれば高速も少し走ってみると、思わぬ不具合がわかったりすることもあります。

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